ついに6月の梅雨シーズンに突入。
今月から暑さの和らぐ9月後半ぐらいまでは自転車は控えめかな・・・と思ってたんだけど、何か天気いいぞ?
先週・先々週と続けてそこそこの距離は乗ってるけど、勿体ないので全くのノープランながら出かけることに。
普段通りに起床してから準備したので出発は9:00過ぎとちょい遅め。
とりあえずの目的地は久しぶりの京都伏見稲荷。
いつも通り天満橋から大川CRに入り、毛馬から淀川CRに突入。
天気がいいのでその分暑い・・・けど、この季節は風がまだ涼しいので助かる。向かい風だけどな(泣)
10:40に関西医大前に到着。
自宅から約1時間半なのでペース的にはいつも通りか・・・とベンチに腰を下ろそうと思ったら、反対側から見たことある人が。
勤め先の方で自転車に乗る方がいらっしゃるんだけど、その方が奥さんと二人で御幸橋まで行って帰ってきたところだった。
お互いの自転車のことをしばし歓談。
私の薄手の長袖シャツにジーパンという服装でのロングライドがありえないと驚いてらっしゃった。
確かに自転車向きではないけど行った先で歩き回ることを考えるとこの方が都合いいんだよね。
あと私の体型ではサイクルジャージ着ると格好悪いという根本的な問題もある(泣)
15分ほど休んでお二人と別れて関西医大前を出発。
11:30ごろに御幸橋到着。
工事中だったCRから橋へ上がる道が完成してて、だいぶ通りやすくなってた。
相変わらず車止めはあるけどね・・・
御幸橋の中州にも何か休憩所らしきものが出来てた。
横の塔?は展望台かね?
確かにここは桂川、淀川、木津川が合流する地点だから結構見晴らしは良いはず。
私は高いところが得意じゃないのでスルーだが(笑)
ここからは鴨川のCRに移動して快調に飛ばす。
ここのところCR走ってなかったけど、やっぱり信号や車の心配が無いのは精神的にラクだね。
若干道を間違えたりもしたけど、12:15には伏見稲荷に到着。
出発から3時間ちょいで疲労感は全くなし。
一昨年に京都市内を一周したときにも感じたけど、伏見稲荷ぐらいなら楽勝で来れるようになったんだなぁ。
伏見稲荷は相変わらず人が多い。
外国人観光客に加えて修学旅行シーズンなのか制服姿の中学生をたくさん見かけた。
うん、いいものだね(何が?)
恒例のおみくじは末吉。
先々週の橿原神宮の時は小吉だったので若干改善。
ただ、調子に乗ってるとこの先上手くいかないので改めなさいということだった。
調子の乗ってるつもりはなかったけど諸々気を付けよう・・・
昼も過ぎてさすがに腹が減ってきたので、いなこん一話で出てきたお食事処「いなり」で昼食。
店内にはまだいなこんのポスターが貼ってた。
他人丼セットを食べたけど、相変わらず普通の味&量&価格(笑)
昼飯時で目の前の道は観光客でいっぱいなのに空席が目立ったのがちょっと気がかりではある。
30分ほどで食事も終わり、伏見稲荷を出発。
これで帰ってもいいんだけど、さすがに楽勝過ぎて物足りない。
さてどうしようかと地図を見てると、目に入ってきたのが蹴上という地名。
蹴上は京都市街の東端に位置し、琵琶湖疏水という琵琶湖の水を京都に引き込む運河の
京都側の出口にあたる重要ポイント。
ここから南禅寺の船溜まりを経て鴨東運河へと流れ出ている。
それだけだと特に見どころは無いんだけど、蹴上にはかつてインクラインという設備があって
それが観光ポイントとして残ってるんだよね。
琵琶湖疏水が出来た当時は京都と大津の間に鉄道は走っておらず、輸送はもっぱら徒歩&馬車だったんだけど
運河ができたということでこれを水運に使おうということになった。
ただ、琵琶湖から蹴上まではトンネルを掘って微妙に下る程度の傾斜にしてたんだけど
平野部の南禅寺船溜まりと東山の山麓にある蹴上の間は結構な斜度になってしまって船がそのまま遡上するのは難しい。
それを何とかしたのがインクラインという設備で、斜面にレールを敷いてその上を走る台車に船を乗せて
南禅寺船溜まりと蹴上を連絡してしまったわけだね。
ケーブルカーと同様に台車の付いたケーブルをモーターで巻き上げる方式で、蹴上に建設された発電所で発生した電力で動いてたとのこと。
建設後は水運に活用されたけど、鉄道が敷かれて輸送のメインがそちらに移ってからは水運は衰退して1951年に廃止されてしまった。
現在このインクラインはレールが敷き直され当時使用されてた台車が展示されてたり、
両側に桜が植えられて春には見事な桜並木になる観光地として整備されている。
前から興味はあったんだけど、京都のちょい外れになるからなかなか足が向かなかったんだよね。
地図で見る限り伏見稲荷からはそこまで遠くなさそうだったので、この機会に行ってみることに。
東福寺近辺から東大路通り(府道143号)に入り、東山方面に北上。
途中道沿いに古い玩具屋を見つけたので覗いてみたけど残念ながら目ぼしいものは無し。
道は整備されてて広いし、交通量もさほどじゃないのでこりゃ蹴上まで楽勝だなと思ってたら・・・
東山五条の交差点近辺から交通量が激増。
しかも五条を過ぎると道幅が極端に狭くなるのに交通量(しかもバス)がさらに増えて
狭くなった歩道には外国人観光客が溢れているという状態に。
車道を走ろうにもバスが道をふさいでるし、歩道に行ったら外国人がどいてくれないという・・・
途中に自転車を全然見かけなかったけどこういうことだったんだね(泣)
このあたりは寺社仏閣が集まっているので、バス停ごとに歩道に上がってバスに乗降する観光客をかき分けながら
進まないといけないという非常にストレスの溜まるエリアだった。
もうあの辺りは二度と自転車では行かんぞ。
東山三条の交差点を東に折れて三条通りに入ると道は若干登り基調になっていき、ほどなくして蹴上到着。
何かものすごく時間かかったように感じたけど、時計を見るとまだ14:00。
昼飯終わったのが13:00過ぎだったから1時間かかってないわけだけど、それだけ東大路通りでストレス溜まったんだろうね。
蹴上の交差点の案内板によると疏水記念館なるものがあるらしいので行ってみる。
途中インクラインの線路や台車が展示されている場所があったので撮影。
確かにこの斜度だとケーブルカー方式じゃないと無理そうだわ。
線路の幅はかなり広くて、台車には思ったより大型の船が載ってたんだろうなぁ。
どうも疏水記念館の方から歩いてこれるようで結構な人が線路に沿って登っていたけど
途中で自転車停めてるしビンディングシューズでバラストを敷き詰めた道は歩きづらかったので登るのはパス。
疏水記念館はあんまり大きくない建物ながら、地上2階地下1階に建設当時の資料や写真、模型などが展示されてて
こういう方面に興味がある人なら結構楽しい。
休憩室みたいな場所で流れていた疏水の歴史を紹介するビデオも30分ぐらいあって全部観てしまった(笑)
おかげで気が付くともう15:30すぎ。翌日も休みとは言え日があるうちには帰りたい。
南禅寺から仁王門通を西進し、東山通りをちょい南下して今度は三条通へ。
このまま国道1号までまっすぐ抜けるつもりだったけど、ここでちょっと思うところがあってさらに四条通へ南下。
現在放映中のアニメ「月がきれい」の劇中で京都に修学旅行に来るエピソードがあって
そこで出てきた京都大丸前に行きたかったんだよね。
ほぼTwitter用のネタのためだったけど、四条通がこれまた人が多い多い。
今まで京都が観光客で溢れてるというニュースを見ても「大したことないじゃん」と思ってたけど
考えてみたら今まで京都に来ても京都駅より南か丸太町通より北しか行ってなかったので
混んでるところを避けてただけなんだね。
今回東山とか四条通を走ってみて痛感した。ここは自転車で走る場所じゃないわ。
何とか目的の京都大丸前で撮影が終わったらもう16:30。
蹴上から1時間もかかってるのか・・・京都中心部ヤベェな。
その後は国道1号まで出て、道沿いに南下。
途中模型店を発見したけど、時間無かったし鉄道模型メインっぽかったのでスルー。
今度この辺通ったら覗いてみよう。
国道1号から鴨川CRに入り、17:15に御幸橋まで帰還。
来るときに見た休憩所を覗いてみたかったけど17:00までとのことで閉まってた。残念。
ただ広場にベンチはあったので、水分補給ついでに15分ほど休憩。
予定では府道13号から1号線に入るいつものルートで帰るつもりだったけど、日がまだ保ちそうだったので久しぶりに淀川CRを使って帰ることに。
いつも帰るころは淀川CRは向かい風になってるんだけど、鴨川CR走ってる時の感じだとどうも追い風で走れそうだったんだよね。
走ってみると思った通り追い風で、京都市内の鬱憤を晴らすかのように飛ばし気味(と言っても25〜27km/h巡航程度)で走った。
あと、この時ようやく自転車から下りずに車止めを突破するコツを掴んだ。
途中何度か失敗してズッこけたり股間を強打したりもしたが(笑)
まだ微妙に日が残る18:30ごろに大川CRに突入。
大川CRも快調に抜けて18:50に天満橋を通過。
ちょうど日が落ちる19:00過ぎに日本橋に帰還した。
実走行時間 5:45:53
走行距離 115.58km
平均速度 20.0km/h
久々の100km超えだけど、平地ばっかりだったからさほど疲れナシ。
CRメインで走ったから平均時速がいつもより速めだけど、体感的にはもうちょい飛ばしてたと思うので
京都市内の混雑がだいぶ足を引っ張ってるなぁ。
京都は魅力的な街だと思うけど、現状は完全にキャパオーバーだと思う。
この不景気の中で規制とかは難しいだろうけど、何か手を打たないと大事故が起こってからじゃ遅いぞ。