豊能行きから一週間。
体力はまだ戻りきってない気もするけど、今日ぐらいしか時間空いてないし天気・気温ともに良い感じなので
これはもう行くしかない!!
と言うことで、神戸ポートターミナルホールで開催されている川崎重工創立120周年記念展の飛燕を見に行くぜ!!
飛燕は太平洋戦争当時に日本陸軍で三式戦闘機として制式化されたレシプロ戦闘機。
空冷エンジンが主流だった当時の日本戦闘機の中では珍しい液冷エンジン搭載の流麗なフォルムを持つ機体で高速を期待されてたんだけど
速度性能ではアメリカ戦闘機に敵わず、空冷より複雑な液冷エンジンは日本軍の前線整備員では整備しきれず
稼働率が劣悪だったという、かなり残念な機体。
でも格好良い(笑)なので私は結構好き。
ちなみに日本機で一番好きなのは一式戦闘機「隼」。零戦はまぁ・・・好きな人多いからいいんじゃね?(ヲイ)
そんなわけで、9:15に自宅出発。
ちょい脚は重い感じだけど山登るわけでもないし距離も80km程度のはずなので、まぁ大丈夫だろう。
ルート的はいつもの国道2号ではなく、知り合いから勧められた国道43号の一本南の県道341号で西進する予定。
国道2号で尼崎まで走ってそこから南に折れて県道341号へ・・・と思ってたけど、難波周辺であちこち通行止め。
今日大阪マラソンかよ!!
西に迂回して抜けようと思うも、結局JR環状線の大正駅まで回されてしまった。
ここまで来るともう国道43号で行く方が早いか・・・
ただ、国道43号ってあんまり自転車に優しくないんだよなぁ・・・
国道43号は大阪市内では一番海に近い道で何本かある橋が渡りにくい。
車はもちろん高架橋で渡るんだけど、自転車はその脇のスロープ付き階段を押して登り降りしないといけない。
しかも橋の高度が高いからそれだけで結構時間食われるんだよねぇ。
まぁ、特に時間に追われてるわけじゃないので、のんびり行けばいいんだけどさ・・・
幸い淀川の橋は普通に渡れて、ちょっと進むと尼崎市に。
この辺になると交通量は少なくなって走りやすいけど、車道の一番左を走ってると分岐があったりして何か分かりづらい。
あと右は高速道路の橋脚、左は遮音壁が続くので走ってても面白くない(泣)
国道43号に入るのは想定外だったので予定より西になったけど、左折して一本南の県道341号へ。
県道341号は国道341号と違っていかにも生活道路といった趣の片側一車線+歩道の道路。
一車線で路側帯は狭いけど、歩道が比較的広くて整備されてるので走りやすい。
ただ、日曜日だからか一般車の交通量が結構多かった。
平日だったら空いてるのかなぁ?
しばらく行くと交差点に阪神タイガース仕様なコンビニ。右手を見ると甲子園球場。
思えば神戸行くときは国道2号ばっかり通ってたので甲子園球場って来たことなかったんだよね。
周囲は人通りも多くて結構賑やかだった。
阪神の試合があったらこの辺エラいことになるんだろうなぁ(笑)
さらに西進するといかにも神戸っぽい西洋建築が目に入ったので寄り道。
白鹿酒造記念館の看板があったのでそれかと思ったけど、地図によると旧辰馬喜十郎住宅とのこと。
かなり傷んではいたけど西洋建築の中に和の趣もある面白い建物だった。
中に入れなかったのは残念。
もうちょい西に進むと香櫨園、芦屋と高級住宅街に入る。
立ち並ぶ建物が変わり、交通量がガクッと減って昼間なのに随分静かな雰囲気だった。
う〜ん、高級住宅街とはこういうものなのかもしれんけど、私は好きになれないなぁ。
生まれも育ちも大阪市内なコテコテの大阪人だからかもしれんが(笑)
県道341号は芦屋川に突き当たると行き止まりとなるので、ひとまず川沿いに右折しないといけない。
が、左側通行のまま右折すると堤防脇の路側帯すらない細い一車線(しかも車多い)に入ることになり
車に挟まれて肩身の狭い思いをするので注意。
右側には歩道があったので右折する前に反対側に渡っておくのがオススメ。
走りづらいので橋に逃げ込む。
何か、川に水が無いんですが・・・
後で調べたら下流は渇水してることが多いとのこと。
それなのに芦屋川を越えるのは結構大変なんだよなぁ・・・
芦屋川沿いに北上し、今度は国道43号の一つ北の道路を西進。
こちらは歩道は狭いものの車道に自転車専用ゾーンのある二車線道路。
ただあまり広くない上に交通量もかなりあるので走るのがちょっと怖い。
初心者マークをつけた車が交差点前で左のウィンカーを出していたので交差点を曲がるのかと思ったら
その手前のセルフ洗車場に急ハンドルで入って行こうとして追突しかけた。
これは道のせいじゃないけどあんまり印象は良くないなぁ。
途中、国道2号でも結構な坂になってた住吉川の堤防を超える。
斜度としては国道2号の坂より確実にキツい。
でも頂上が見えてる坂なら勢いで登れるんだよね。
先週の豊能の坂は終わりが見えなかったからなぁ(泣)
住吉川を超えて阪神電車の高架をくぐるとすぐに御影駅。
駅前は賑やかそうだったけど、特に用事はなかったのでスルー。
用事があるのは次の石屋川駅。
石屋川駅は名前の通り石屋川の橋の上にある駅。
先ほどの御影駅と比べて明らかに寂れてる駅(ってか、駅前に車が入れるか微妙なぐらい狭い)なんだけど
この駅の近所に模型店があるという情報があったんだよね。
まぁ、情報源の人が行くといつも閉まってるらしいんだけど・・・
線路沿いのこれまた狭い道を入っていくと・・・ちゃんと開いてるじゃん!!
緑色のテントにはイシイ模型の文字。
見た感じは普通の町の模型店。
中に入ってみると・・・普通の町の模型店でした(笑)
ただ、新しいキットに混じってかなり色褪せた箱があり、旧キットもちょこちょこ棚に見かけたので
探し物のある人は行ってみたら意外に残ってたりするかもしれない店だった。
童友社の1/250大和¥8,000はちょっと心惹かれたけど、自転車で持って帰れるはずもないし
キット自体の出来が微妙という評価なので無理に買わなくてもいいわな。
でも買い逃してたマックスファクトリーのアイアンフット「ヘイスティ」が定価で売ってたので、すかさずGet!!
店頭では姿を消してて市場ではプレ値がついてるからなぁ。
しかも割引券1000円分(と思う)まで付けてくれる太っ腹。
お金がある時にもう一度行こう・・・
店を出ると12:20。
店内で15分ぐらい物色してたとは言え、出発から約3時間かかってるのでちょいペース遅め。
やっぱり大阪市内で国道43号に迂回させられたのが痛い。
食事時だったけど周囲に食事処が見当たらなかったので、とりあえず三宮に向かう。
そのまま道路を西進すると南から国道43号が合流。
さらに西進すると北から国道2号が合流し、ほどなく三宮に到着。
ここで食事と飛燕のどちらを先にするか迷ったけど、三宮の食事処は人が多いところばかりで自転車乗ってると面倒なので
先に飛燕を見に行くことに。
飛燕の展示は前述の通りポートアイランド手前の神戸ポートターミナルホール。
ポートアイランドは過去二回ほど来たことあるけどそんな施設あったかなぁ?と周囲を捜索。
相変わらずポートアイランドに続く神戸大橋周辺の道は分かりづらい(泣)
とりあえず神戸大橋に乗るしかなさそうだったけど、このままじゃポートアイランドに渡ってしまうんじゃ?
・・・と思ったら、橋の直前で左に入る道があった。
そこが神戸ポートターミナルホール。
うん、ここは以前は関係ないと思ってスルーしてたわ。
チャリを停めていざ会場へ!
会場の様子はいろんな人が写真を上げてたので内容は概ね知ってたけど、やはり実機を見ると違うね!
飛燕が好きな機体だってのもあるけど、圧倒的存在感があった。。
靖国神社の遊就館や呉の大和ミュージアムで零戦を見た時はこれほどの感動はなかったんだけど、何が違ったんだろう?
ジェラルミン剥き出しのボディがシャープ
和製メッサーと言われてるけどエンジンが同系列なだけで全然似てないよなぁ。
イタリア軍のMC.202フォルゴーレの方が印象が近い。
ラジエーター配置も似てるしね。
そして知ってはいたけど人が多い!!
いいと思った角度には大抵人が集ってて写真撮るのも一苦労。
上階から機体真正面を見下ろせる場所なんて一人のオッサンが写真を撮るでもなく、ずっと飛燕を眺めてたからねぇ。
まぁ、私は構わんかったけど周囲の「そこどけよオッサン!」オーラに気付かないとしたらかなりの大物だったのかもしれん(笑)
基本的にオッサンが多かったけど、家族連れやカップルもかなりいた。
小さな子供は飛燕よりは一緒に展示されてたバイクの方に興味あったみたいだけど(笑)
kawasakiということで飛燕の他にバイクも4台展示。
と言っても4台中3台がninjaだったけどね。
プラモで見るとちょいイマイチなninjaだけど実車を見ると結構格好良い。
もしかするとバージョン違いみたいなのがあるのかもしれんけど、グラマラスで密度感もかなり高くて
こんな感じならプラモ欲しいと思った。
後日キットの写真を確認したらやっぱり印象違ったけどさ(泣)
そんなこんなで気が付くともう14:00過ぎ。
入館したのが13:00ちょうどぐらいだったから一時間はここを見て回ってたということだね。
さすがに腹が減ってきたので三宮に戻って駅前のなか卯で昼食。
食べ終わったらすでに15:00になってた。
実は以前神戸に来た時に県庁の写真を撮ってなかったので
フラワーロードを北上して山手幹線を左折し兵庫県庁へ。
さすがにここ最近の疲れが蓄積してるのか、坂道がキツい(泣)
前来た時は単純に体力が無かっただけだったから、今回は楽勝かと思ったんだけどなぁ。
県庁の写真を撮ったらそのまま山手幹線を引き返して帰路につく。
この山手幹線が県道指定もされてないのに国道並みの道路規格で路面状態はかなりいい。
でもその分交通量も路駐も多いし、信号も多いから走りやすいかどうかは微妙なところ。
山手だからアップダウンは少ないかと思ったら国道2号並みに多いので、
総合すると帰りは国道2号が一番良いかもね。
それにしてもこの道を走ってると右も左もすごい坂。
そりゃこれだけ坂ばっかりだと自動車が必須な山手が高級住宅街になるのは分かるね。
山手幹線でも芦屋周辺は高台になってて交通量も少なく、何か信号のパターンが周囲と違うのか
やたらと引っかかって鬱陶しかった。
個人的には高級住宅街ってのはあまり肌に合わなさそうな気がする。
引き続き山手幹線を東進していくと、JR六甲道駅を過ぎたあたりで壁面に「六甲模型」と描かれたビルが。
立ち寄ってみると鉄道模型専門店「六甲模型教材社」を発見。
店舗はあまり広くないものの二階建てで一階はNゲージ、二階はHOゲージの商品がギッシリだった。
私は鉄道模型は詳しくないので品揃え的にどうなのかは分からんけど、商品密度は凄かったと思う。
さらに東進すると阪急夙川駅を過ぎたあたりで入口に見慣れた赤地と青地に白抜き二つ星が描かれた看板を置くマンション?があった。
看板には他にもファインモールドやモノグラムのマークが。
ここがスケールモデル専門店「ガネット」で、後日いろんな人から聞いたところなかり有名な店なんだそうな。
店内は飛行機モノ6、戦車2、艦船1、車1といった比率。
デカールを収めた分厚いバインダーがかなり並んでいたので、飛行機を作る人には良い店なんじゃないかな?
店内では常連?のおじさんが「最近は考証だアフターパーツだとうるさすぎる、もっと手軽に作るべきだ」と管を巻いていて
「まことにその通り」とは思ったけど絡むと大変そうだったので思うだけにしてそっと店を後にした(笑)
店員さんお疲れ様です。
この時点で16:30ごろ。
明るいうちに帰るつもりだったけど、すでに陽も落ちつつあったのでのんびり帰るペースに変更。
ちょうど阪急武庫之荘あたりでHOBBY OFFを見つけたのでここにも寄り道。
ここにはゾイドがいくつかあったけど、ラインナップ的には微妙だったのとタバコの臭いやらゼンマイ不調やら
ワケあり品が多かった。
何よりイシイ模型でヘイスティ買っちゃって財布の中に1000円程度しか入ってなかったので何も買わずにスルー。
HOBBY OFFでは結局買い物しないことが多いなぁ・・・
店を出ると17:20ぐらいで周囲はもう真っ暗。
山手幹線は大阪府に入って国道176号に突き当たって終わるんだけど、そこまで行って十三の方に行くのは遠回りなので
尼崎あたりで南東に延びる府道41号(十三筋)に入る。
途中新幹線の高架を二回くぐったので迷ったかと思ったけど、この辺りはそういう線形なんだね。
30分ほど走ると十三の交差点に到着。
ここまで来たらあとは知った道。
大阪駅前を新御堂に流れてスルーし、東梅田→中之島→北浜へと抜けて19:00ごろ帰宅。
途中、スーパーに寄った時にポケットに入れてたサイコンがデータリセットされたのが痛恨(泣)
ルートラボ計測で距離81.9km
平均速度は途中確認で18km/h程度
基本的に神戸方面にはあまり用事はないからあんまり走らないけど
それほどアップダウンは無いし、道はしっかりしてるから走りやすくはあるんだよね。
交通量と信号と路駐が問題なんだが(泣)